【改善事例】手根管症候群

こんにちは。ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、手根管症候群に関する改善事例のご紹介をしたいと思います。 30歳代の女性、2ヶ月程前から示指と中指にしびれが出始め、最近は親指にまで痛みとしびれが広がり、整形外科を受診すると手根管症候群と診断されたとのこと。
しばらく手を安静にして様子を見て、症状が軽減しないようならステロイド注射をしてみようと言われようですが、症状が改善せず、友人の紹介でセカンドオピニオンを聞きたいと来院されました。
椅子に座ったままの状態で取り敢えず触診していくと、前腕にある指屈筋と親指の付け根の拇趾対立筋・内転筋に「しこり(トリガーポイント)」が見付かりました。
これらのしこり(トリガーポイント)肘の外側にある腕橈骨筋の付け根に触れると反射反応があり、2分ほどで痛みとしびれはほとんど解消しました。

母指内転筋・母指対立筋の
トリガーポイント

指屈筋のトリガーポイント


あまりにあっけない治療になってしまいましたので、患者さんも驚く間もなくあっけにとられた様子でしたが、施術台に行くこともなく、これで基本的な治療は終了です。   後は、上半身を主体として背景となっている障害がないか全身的に確認し、数か所に見いだされた潜在性のトリガーポイントを緩め、経過を観察して痛みが戻るようであれば来院頂くようにお伝えして全ての治療を終了しました。 幸いにして、その後の来院はありません。

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