こんにちは。
ブログをご覧いただきありがとうございます。

近年は特に肩こりを訴えられる方が多くなったような気がして、パソコンは人類にとって最強の味方かも知れないが、人類の肩にとっては最強の敵かも知れないと思うこの頃です。

通常皆さんが感じておられる肩こりの原因の多くは、僧帽筋と肩甲挙筋に生じた「しこり(トリガーポイント)」です。

イラストの×印はトリガーポイントが生じる代表的な位置を、赤色は関連痛を示しており、濃い赤色はほとんどの場合に痛みを生じる部位、まばらな赤色は時に痛みを生じる部位を示しています。

僧帽筋のトリガーポイント

肩甲挙筋のトリガーポイント

 

 

この二つの筋を緩めると症状が緩和することが多く、肩こりの治療自体はそれほど難しいものではありません。

しかし、「肩こりは万病のもと」と聞いたことがおありではないでしょうか。
多くの患者さんを診てきた経験から、確かに「肩こりは万病のもと」だと実感させられます。それは何故かと言うと、肩こりに関係する筋筋膜は、他の部位と連鎖することが非常に多いからです。

ほとんどの医療従事者さえ認識のないことですが、身体に一つの障害(トリガーポイント)ができると必ずと言ってよいほど、他の部位に障害を誘発し、その部位と連鎖を起こしているものなのです。
皆さん中には、例えば「腰が痛い時はいつもふくらはぎが張るんだよね~」などと感じる方がおられるでしょう、それはほとんどの場合、腰とふくらはぎの症状が連鎖の関係にあるということです。

強い連鎖を起こしていると、一つの障害を治療して解消したとしても、連鎖先が治療の脚を引っ張って元の状態に引き戻そうとするのです。根本的な治療には、この連鎖を断つということが極めて重要な意味を持つ場合が多いのです。
肩こりに関係する筋筋膜が身体の他の部位と連鎖を起こし易いということは、さまざまな痛みやしびれなどの症状に関係していることが多く、それら症状を憎悪し治療を阻害することも多いということになります。
それが、昔からの知恵で「肩こりは万病のもと」・・・となる訳です。

根深い肩こりに悩んでおられる方は、「体質だから」と改善を諦めたり、「肩こり程度は誰にでもあるさ」と軽く考えたりなさらないで下さい。
それは身体中の不調を作り出している根底にある要因かも知れませんから、一度は筋筋膜の障害やその連鎖に関して専門的な知識を有する治療家にご相談ください。
活力に満ちた楽な身体を手に入れる、その入り口になるかも知れません。

※ 当院の基本的な治療法である筋筋膜リリースは、障害の連鎖を断つ極めて有効な治療法です。