最近、口腔内の筋筋膜の障害が、全身(特に上半身)の根深い症状の根本的な原因になっているが多いことに今更ながら驚かされます。
皆様は、「口腔内の筋肉にトリガーポイントができるのか?」「口腔内の小さな筋肉が全身的に影響することなどあるのか?」と疑問に思われることと思います。
しかし、口腔内とは言ってもやはり筋肉・筋膜ですから、トリガーポイントはできますし筋筋膜性疼痛も起こします。
また、咬筋、内側翼突筋、外側翼突筋、顎二腹筋などの筋肉・筋膜は、頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨、恥骨の腹部側を走行し身体の中心構造を安定させている最も深部の筋筋膜ラインに位置しますが、この深部の筋筋膜ラインは僅かな変化によっても全身の関節や筋筋膜に影響を及ぼし経時的に障害を引き起こすことが多いのです。
根深い痛みやしびれなどの症状は、数年前のこの深部の筋筋膜ラインの機能不全が根本的な原因となっていることが多いと言ってよいでしょう。
特に口腔内の筋筋膜は、モノを食べる時にも、話す時にも、息をする時にさえも使われますから、口腔の筋筋膜の障害は他に影響を及ぼし易いのです。
「顎関節症の患者さんは、全身的な痛みに悩まされること多い。」とされているのも深部の筋筋膜ラインの影響を考えれば納得のいくことです。
上半身の根深い痛みやしびれに悩まされている方の中には、顎関節症、噛み締め、歯ぎしりなどの症状を自覚されている方が少なからずおられるのではないでしょうか。
噛み締めなどは心理的なストレスが原因とされることも多いようですが、実際には口腔内の咬筋や内側翼突筋が緊張することによって「噛み締めさされている」ことが多いのです。

口腔内の筋筋膜の治療によって、噛み締めなどの症状は軽減しますし、同時に上半身の根深い痛みやしびれも軽減する場合が少なくありません。また、筋筋膜の緊張が緩むことによって浮腫みが緩和され、顎周辺が引き締まる効果もあります。
ただ、問題となるのは口腔内の筋筋膜の治療法です。
歯科医の中にはオーラルケア―としてマッサージを行うところもあるようですが、マッサージは効率的な治療法とは言えません。
この点、当院の主な治療法である筋筋膜反射リリースは口腔内の筋筋膜の治療にも極めて高い効果を発揮します。
口腔内の筋筋膜に軽く触れながら、これと連鎖している頸部などの筋筋膜を同時に軽く刺激することによって、口腔内の筋筋膜のトリガーポイントは無理なく自然に解消され、噛み締めなどの症状は軽減していきます。
治療法に興味のある方は「筋筋膜反射リリース」をご覧ください。

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