自律神経失調症の症状が消える理由
自律神経失調症 の症状自体は、必ずしも自律神経の問題とは言えません。
身体の筋肉や筋膜に生じたトリガーポイント(押圧すると鋭く痛む「しこり」)は、痛みやしびれを起こすだけではなく下記の多様な症状を引き起こしますから、広範囲に生じたトリガーポイントは自律神経失調としか考えられないような心身の状態を作り出してしまいます。
根深い神経性の病気かと心配していたら、実は筋肉に生じたトリガーポイントを解消することによって、自律神経失調症が改善することもあり得る訳です。
下記のほかにも、トリガーポイントは、動機、神経過敏、平衡感覚の乱れ、突然の失神など、極めて広範囲の不定愁訴を作り出すことが証明されています。
専門医の治療を受けることが大切ですが、首、胸部、腹部などに生じたトリガーポイントを解消することによって、自律神経失調症の症状が軽減できる可能性があります。
自律神経失調症の症状を起こすトリガーポイント
- 頭 痛 : 胸鎖乳突筋、板状筋等
- 動 悸 : 大胸筋
- 息切れ : 大胸筋、前鋸筋
- めまい : 胸鎖乳突筋、僧帽筋
- 倦怠感 : 腹直筋、腹斜筋
- 不 眠 : 斜角筋、大胸筋
- 食欲低下: 腹直筋、腹斜筋
- 腹 痛 : 腹直筋、腹斜筋
- 下 痢 : 腹直筋
- 便 秘 : 腹斜筋
- 肩こり : 僧帽筋、肩甲挙筋