頭痛が治る理由
頭痛 は、わが国では緊張性頭痛、偏頭痛(片頭痛)、群発頭痛(血管性頭痛)などに区分されますが、医学的には頭痛の原因は必ずしも解明されていません。
しかし、実際には慢性的な頭痛のほとんどは肩や首の筋肉等に生じたトリガーポイント(押圧すると鋭く痛む「しこり」)が起こす筋筋膜性疼痛であることは明白であり、関連する筋肉等のトリガーポイント・セラピーによって効果的に改善することができます。
我が国の頭痛治療には筋筋膜性疼痛の概念が欠如しており、この観点からは根本的な欠陥があると言わざるを得ません。
「生来の頭痛持ち」だからなどと決して諦めないでください。60年間頭痛に悩まされ続けあらゆる医療機関を巡ってこられた方でも痛みは解消しています。
我が国の頭痛治療を一度は疑ってみる ⇒ これだけで辛い頭痛から解放されます!
まずは、次のイラストの中から、ご自身の症状や痛み・しびれの部位に似たものはないか、押圧すると鋭く痛む「しこり」はないか確認してみて下さい。
頭痛を起こすトリガーポイント
凡例 ×:トリガーポイントの位置 赤色:関連痛・しびれの部位
『Myofascial Pain Dysfunction The Trigger Point Manual』
トリガーポイントは、押圧すると鋭い痛みを感じる小さな
「しこり」であり、赤色の範囲に痛みやしびれを起こします。
<胸鎖乳突筋>
・ 前頭部等の頭痛の主因であるとともに
以下の多様な症状を伴うことがある。
・ 色覚障害、かすみ目等の目の症状
・ 耳鳴りを伴わない難聴、耳の閉塞感
・ 体位変化時のめまい
・ 空間的平衡間隔の乱れ
・ 胃の不調、吐き気、食欲不振
・ 痛みを伴わない首の凝り
・ 顔面神経痛、緊張性頭痛・群発頭痛の誤診
の原因
<僧帽筋>
・ こめかみ痛の主因、時に目の奥の痛み
・ 偏頭痛・緊張性頭痛の誤診の原因
・ 緊張性頸部痛の主因
・ 頸部神経痛、顔面神経痛の誤診の原因
・ 最も一般的なトリガーポイントであり
肩甲挙筋とともに肩こりの主因
肩が凝ると頭痛が誘発されやすい。
<後頭下筋群>
・ 頭蓋内に浸透する頑固な痛み
(幻影的で境界の識別が難しい痛み)
・ 偏頭痛の誤診の原因
・ 枕に頭を乗せた直後に起こる辛い頭痛
・ 頷き・頸の側屈を制限
・ 眼球の動き反応し、眼精疲労により悪化
目の疲労により頭痛が誘発されやすい。
・ 身体の運動機能全般に影響し、難治性の
症状の原因となることも多い
<頭半棘筋等>
・ 頭と頸の後ろに圧痛を訴え枕による圧迫
に耐えられない
・ 緊張性頭痛・偏頭痛・群発頭痛の誤診の原因
・ 頭と首を真っすぐにして肩をいからせる
・ 首を十分に前屈できない
・ 時に、しびれ・疼き・灼熱感
<頭板状筋>
・ 頭頂部の痛みの主因
・ 緊張性頭痛の誤診の原因
・ 首を前屈して触診すると後頭下部の
緊張が容易に判別できる。
<頸板状筋>
・ 痛みは目の後方に集中し、時に
後頭下部から前頭にかけてズキズキ
痛む
・ 時に、後ろから目を槍で突き刺す
ような激痛
・ 首の付け根に集中する痛み
・ 群発性頭痛・偏頭痛の誤診の原因
<側頭筋>
・ 前頭部および側頭部の痛み
・ 緊張性頭痛の誤診の原因
・ 上顎歯の痛みと知覚過敏
・ 歯は、痛みよりも熱や冷感による不快感
・ 物を噛んだときに上歯や顎に放散痛
<前頭筋>
・ 前頭部の局所的な痛み
・ 緊張性頭痛の誤診の原因
<後頭筋>
・ 広範に後頭部に拡がり、眼窩の奥深くに強い痛み
・ 緊張性頭痛の誤診の原因
・ 就寝時の頭の重みに耐えきれず、横向きに寝る