肩こりが治る理由

肩こりの方は、硬くなっている肩の上部を揉んでもらうと気持ちが良いと思いますが、肩の上部は肩こりの主な原因ではありません
肩の上部を揉むことによって、血流が向上し発痛物質を散らして肩こりの症状が軽減したように感じますが、この効果は一時的なものに過ぎません。
肩こりの直接的な原因となることが最も多いのは、上背部と頸部の筋肉に生じたトリガーポイント(押圧すると鋭く痛む「しこり」)であり、これらのトリガーポイントを解消することによって肩こりの原因を根本的に改善するとともに、頭痛等の関連の症状も改善することができます。

また、自然な呼吸が阻害されて肩呼吸をするようになると慢性的な肩こりを誘発しますので、この場合には、呼吸を阻害している首や胸等の筋肉のトリガーポイント・セラピーを併用することによってより効果的に改善することができます。

更に重要なことがあります。
それは、トリガーポイントは外的内的条件の悪化に伴い連鎖して全身的に広がる特性を有しており、肩は身体の各部の障害と最も連鎖し易い部位であるということです。
「肩こりは万病の元」と言われますが、これは「肩こりが全身の障害と連鎖した結果として生じている。」ことを表した先人の知恵です。このために、肩をグッと掴むだけで腰が楽になったり、ふくらはぎの障害が肩こりを根深くするというようなことが生じるのです。

長年、根深い肩こりでお困りの皆さんは、肩こりの原因である背中と頸部等のトリガーポイントを解消するとともに、身体の各部との連鎖を治療することによって根深い肩こりもスッキリ解消することができます。
当院には、連鎖を解消する画期的な治療法「ファシア・トータル・リリース」があります。


これまでの常識を一度は疑ってみる ⇒ これだけで根深い肩こりから解放されます!

まずは、次のイラストの中から、ご自身の症状や痛み・しびれの部位に似たものはないか、押圧すると鋭く痛む「しこり」はないか確認してみて下さい。
ご自身の肩こりは「このタイプだ!」と気付かれる筈です!

肩こりを起こすトリガーポイント

            凡例  ×:トリガーポイントの位置  赤色:関連痛・しびれの部位
                『Myofascial Pain Dysfunction The Trigger Point Manual』
                トリガーポイントは、押圧すると鋭い痛みを感じる小さな
                「しこり」であり、赤色の範囲に痛みやしびれを起こします。

僧帽筋が起こす痛み・しびれ

<僧帽筋>
・ こめかみ痛の主因、時に目の奥の痛み
・ 偏頭痛の誤診の原因
・ 緊張性頸部痛の主因
・ 頸部神経痛、顔面神経痛の誤診の原因
・ 肩甲骨上部の不快な深部鈍痛
・ 最も一般的なトリガーポイントであり、
 肩甲挙筋とともに肩こりの主因

肩甲挙筋が起こす痛み・しびれ

<肩甲挙筋>
・ 首の付け根の痛み・凝りの主因
・ 首の回旋・後屈時に痛みが増強
・ 活性化すると安静時にも激痛
・ 僧帽筋とともに肩こりの主因

頭半棘筋が起こす痛み・しびれ

<頭半棘筋等>
・ 後頭下部から肩甲骨に至る痛み
・ 頭と頸の後ろに圧痛を訴え枕による圧迫
 に耐えられない
・ 頭と首を真っすぐにして肩をいからせる
・ 首を十分に前屈できない
・ 時に、しびれ・疼き・灼熱感

斜角筋が起こす痛み・しびれ

<斜角筋>
・ 上半身の広範囲の痛みや痺れ等の
 異常な感覚の根本原因

・ 手の感覚異常(腕や手の痛み、
 腫れ、痺れ、チクチクした痛み、
 灼熱感)、物を落とす、握力低下
・ 精神的な緊張
・ 朝起きたときの手背部(特に4指)
 の浮腫、こわばり
・ 肩関節と指関節の痛みはリウマチの
 誤診の原因
・ 肩甲骨上部の不快な根深い深部鈍痛

上腕三頭筋が起こす痛み・しびれ

<上腕三頭筋>
・ 肩と上腕の上部の後側に漠然として
 位置が不明確な痛みを訴える
・ テニスなど急激な肘の伸展運動時
 に痛み
・ 時に、上腕を上げて腕が耳に
 つかない

呼吸障害を起こすトリガーポイント

また、自然な呼吸が阻害されて肩呼吸をするようになると、慢性的な肩こりを誘発しますので、この場合には、呼吸を阻害している首や胸等の筋肉のトリガーポイント・セラピーによって改善することができます。

            凡例  ×:トリガーポイントの位置  赤色:関連痛・しびれの部位
                『Myofascial Pain Dysfunction The Trigger Point Manual』
                トリガーポイントは、押圧すると鋭い痛みを感じる小さな
                「しこり」であり、赤色の範囲に痛みやしびれを起こします。

斜角筋が起こす痛み・しびれ

<斜角筋>
・ 呼吸補助筋であり緊張すると肩呼吸
 を助長

・ 上半身の広範囲の痛みや痺れ等の
 異常な感覚の根本原因
・ 手の感覚異常(腕や手の痛み、
 腫れ、痺れ、チクチクした痛み、
 灼熱感)、物を落とす、握力低下
・ 精神的な緊張
・ 朝起きたときの手背部(特に4指)
 の浮腫、こわばり
・ 肩関節と指関節の痛みはリウマチの
 誤診の原因

大胸筋が起こす痛み・しびれ

<大胸筋②>
・ 呼気を補助する筋であり、緊張すると
 自然な呼気を阻害

・ 前胸部に激しい痛み
・ 狭心症と似た胸が締め付けられる痛み
・ 左側胸骨部の間欠的な強い胸の痛み
・ 安静時にも痛み眠れない事も多い
・ 緊張すると肩が前方に引かれ猫背姿勢

前鋸筋が起こす痛み・しびれ

<前鋸筋>
・ 緊張すると息が切れたり浅くなる。
・ 側胸部~腕の内側~薬指・小指及び肩甲骨
 下端内側に痛み
・ 活性化すると、安静時にも胸痛
・ 胸郭側部にチクチクするような痛み
・ 息が切れ、浅くなる
・ 時に、深呼吸をした時に、側胸部の
・ 時に、走行時等に生じる「脇腹痛」の原因
・ 活性化すると猫背のように肩を丸めた姿勢
・ 時に、患部を下にして眠れない
・ 時に、胃上部痛

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