ぎっくり腰の原因もトリガーポイント

こんにちは。ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は「ぎっくり腰」(急性腰痛症)についてお話しさせていただきます。
「ぎっくり腰」は、急に身動きができないほど激しい痛みに襲われ、欧米ではその恐ろしさもあって「魔女の一撃」とも呼ばれます。 一般的に原因は不明とされ、いずれの医療機関を訪れても効果的に軽減できることは稀でしょうし、あまりの強い痛みにこのまま身体を動かすことができなくなるのではないかと深刻な不安を抱えられることも多いでしょう。
根本的な治療をできないままに、再発を繰り返し生活に深刻な支障をきたすことも少なくありません。 しかし、実際には、「ぎっくり腰」の原因は他の腰痛と同様に筋筋膜にできたしこり(トリガーポイント)であり、診断や治療についても通常の「腰痛」と本質的には何ら変わるところはありません。痛みの原因は筋肉にありますから安静にする必要はなく、むしろ逆効果です。
腰に感じる痛みの強さは、痛みを起こしているトリガーポイントの過敏性によって大きく増減しますから、すでに内在しているトリガーポイントが徐々に活性化すると「腰痛」、急激に活性化すると「ぎっくり腰」の症状を呈することになるのです。 「ぎっくり腰」はトリガーポイントが急激かつ極度に過敏になり激痛を起こしている状態ですので、痛みが強いために治療に適した姿勢をとることが難しく患者さんにとって楽な姿勢で治療する技術が求められますが、治療法も本質的に異なるものではないのです。
急に「ぎっくり腰」になられたとしても、通常の腰痛と同じように治療は可能ですので不安に思われることなく安心してご来院頂きたいと思います。

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