こんにちは。ブログをご覧いただきありがとうございます。 【寝違え(急性疼痛性頚部拘縮)】とは、睡眠中の姿勢によって首や肩に過度の負担がかかり、首から肩にかけて痛みを生じるもので、一般的には痛みが発症するメカニズムは不明とされています。
・・・・が、痛みという明確な症状があるのですから、そこには必ず原因があるのです。
ほとんどの【寝違え】は、間違いなく肩甲挙筋や頭半棘筋などの頸部や上背部に生じた筋筋膜にできた「しこり(トリガーポイント)」が起こす関連痛であり、就寝中の不自然な姿勢によってこれらのトリガーポイントが活性化され、急激に痛みを生じたものです。

            凡例  ×:トリガーポイントの位置  赤色:関連痛・しびれの部位
                『Myofascial Pain Dysfunction The Trigger Point Manual』

<肩甲挙筋>
・ 首の付け根の痛み・凝りの主因
・ 首の回旋・後屈時に痛みが増強
・ 活性化すると安静時にも激痛
・ 僧帽筋とともに肩こりの主因

<頭半棘筋等>
・ 頭と頸の後ろに圧痛を訴え枕による圧迫
 に耐えられない
・ 頭と首を真っすぐにして肩をいからせる
・ 首を十分に前屈できない
・ 時に、しびれ・疼き・灼熱感
「ぎっくり腰」と同じように「ギックリ頸」とでもいえば言えばいいのかも知れません。 寝違えの痛みの強さは、痛みを起こしているトリガーポイントの過敏性によって大きく増減しますから、頸部や上背部にすでに存在しているトリガーポイントが緩やかに過敏になれば首の凝りや痛みと認識され、急激に過敏になれば寝違いと認識されることになります。 原因自体は通常の首の痛み等と何ら変わるところはありませんから、過敏性が強く治療にやや時間を要するものの治療自体は難しいものではありません。 強い痛みから、頸椎等に損傷があるのではないかと不安に感じられることがあるかも知れませんが、打撲や強い捻転等がなければ頸椎等の損傷の可能性はほとんどありませんので安心して来院ください。

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