こんにちは。
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

前回は、肘痛の原因と治療についてお話ししました。
今回は実際に改善に至った事例をご紹介したいと思うのですが、肘痛の改善事例は枚挙に暇がありませんので、一般的なものではなく特徴的な事例についてお話しします。

20歳代の女性、肘の内側上顆が痛み、特に手を後ろについた時に強く痛み来院されました。
肘痛と言うのは、それほど改善が難しい症状ではありません。
一般的には、肘の内側が痛む場合には、長撓側手根伸筋、総指伸筋、上腕3頭筋、腕橈骨筋、回外筋、棘上筋、肘筋に生じたしこり(トリガーポイント)を確認して措置すれば、肘痛は消えていきます。
しかし、この方の場合には、長撓側手根伸筋にトリガーポイントを見出して施術すると痛みは消えるのですが、二週間後にはもとに戻る、それが二回続きました。
こうした時には、罹患筋は正しく特定できているのですが、他の部位と強い連鎖があって折角良くなってもまた引き戻されてしまっていることが多いものです。
それも、筋筋膜ライン上などにあって比較的推測が容易な部位ならば当然確認はしているので、こうした場合には論理的には予想できない部位に連鎖のポイントがあることが多く、経験に基づく勘が必要になります。

しかし、答えは簡単に顔を見せてくれました。
症状についてさらに細かく伺っていくと「肘が痛む時には、なんだか首の後ろが重い感じがする。」と言われるのです。
こうした時には、連鎖している可能性が高いとみて間違いありません。
早速、首の後ろの板状筋を確認してみると、きれいに反射反応がありあっという間に肘痛は消えましたし、これまでよりもスッキリした感じがするとのことでした。
その後、再発はありません。
来院される方に、何時もお願いすることがあるのです。「なんでも結構ですから症状や辛いところ、何か気になるところ、昔痛めたところや状況などを教えて下さい。」と。
そうしてお伺いしたことが思考の中で繋がって、その方の身体の全体像が見えてくるのです。
原因が分からない痛みやしびれで辛い思いをしておられる方は、一度来院いただきお話を聞かせて下さい、思わぬ解決策が見いだせるかも知れませんよ。
人の身体は全て繋がっており複雑極まりないですが、人の身体が不調の部位や解決法を教えてくれるものでもあります。