【片頭痛】トリガーポイント・セラピーで改善可能な頭痛②

こんにちは。
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 前回の緊張性頭痛に続き、今回は片頭痛に的を絞って、医学的な見解とトリガーポイントが起こす頭痛の特徴を説明させていただきます。
    • 医学的見解
片頭痛は血管による拍動性の痛みで、若い女性に多く、しばしば家族性が見られ、悪心嘔吐・羞明(強い光を受けた際に、不快感や眼の痛みなどを生じること)・めまい・圧痛・食欲不振・多幸感などを伴うこともあります。
片頭痛の原因に関する有力な説としては「セロトニン説」と「神経血管説」があり、血管の収縮ではなく拡張の際に片頭痛が起きるとされています。
      • セロトニン説
ストレス・緊張などにより脳が刺激を受けると、血液成分である血小板から血管を収縮させる作用を持つセロトニンが多量に放出され、脳内の血管が収縮する。
時間の経過と共にセロトニンが分解・排泄されて減少すると、一度収縮した血管が逆に広がりはじめるようになり、この時に片頭痛が起こすとされています。
      • 三叉神経血管説
脳から伝えられた何らかの刺激が血管周囲にある三叉神経を刺激し、三叉神経の末端から血管を拡張させる作用をもつサブスタンスPなどのさまざまな神経伝達物質が分泌される。その結果、血管が広がり、その周囲に炎症が起こって片頭痛を起こすとされています。

    • トリガーポイントが起こす頭痛

トラベル博士の研究成果によれば、次に示す頸部や肩の筋肉に生じたしこり(トリガーポイント)が片頭痛と同様の症状を起こし誤診の原因となります。
イラストは片頭痛と誤診されやすい症状であり、赤色で示した部分は痛みやしびれが生じる範囲、×印はトリガーポイントの位置を示しています。
皆さんの症状と似ているものがないでしょうか。
トリガーポイントは、押圧するとほとんどの場合に鋭く痛みますから確認してみて下さい。
片頭痛の原因がトリガーポイントであるのならば、トリガーポイントセラピーによって改善することができます。

      • <僧帽筋>
時に目の奥に痛みを生じ、めまいを起こすこともあります。
      • <後頭下筋群>
頭蓋内に浸透するような頭全体に痛みを感じる片頭痛の典型的な症状を引き起こします。
      • <頸板状筋>
後頭下部から前頭部、目の奥に痛み(槍のように頭部を通って目の後ろまで達する。)を引き起こします。
また、頭蓋内のズキズキするような痛み、特に同側の目の後方に集中することがあり、目のかすみの原因となることもあります。
      • <頭半棘筋>
      • <多裂筋等>


頭と頸の後ろに圧痛を訴えやすく、枕に頭を乗せる圧迫に耐えられなくなることがあり、痺れ、疼き、灼熱痛を引き起こすこともあります

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